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新築戸建てとマンションの価格差はいくら?関東7都県の建売とマンションをフラット35で比較

約1,200万〜2,100万円関東7都県で、新築マンションの平均購入価格が建売住宅より高い額(2025年度のフラット35利用者)

関東7都県では、新築マンションの平均購入価格が新築の建売住宅より約1,200万〜2,100万円高くなっています(2025年度にフラット35を使った人の平均)。この記事では、戸建てとマンションで迷っている人に向けて、都県ごとの価格と広さを1つの表に並べ、住んでから毎月かかるお金と、買うときの諸費用の違いもまとめます。

この記事のポイント
  • 関東7都県すべてで、新築マンションの平均価格が建売住宅より高く、差は約1,200万〜2,100万円でした(2025年度のフラット35利用者)。
  • 広さは建売住宅のほうが約25〜32㎡広く、1㎡あたりの価格はマンションがおよそ2倍でした(当サイトの計算)。
  • マンションは買ったあとも管理費・修繕積立金が毎月かかり、戸建ては修理のお金を自分でためます。「買う値段+住んでからの支出」で比べましょう。

制度は変わることがあります。手続きの前に公式情報もご確認ください。

関東7都県の価格差はいくら?

まず、住みたい都県の行で「建売」と「マンション」の価格を見比べてください。どの都県でもマンションのほうが高くなっています。

表の「中央値」は、価格の低い順に並べたときにちょうど真ん中の人の値です。一部の高い物件に引っ張られにくいので、平均とあわせて見てください。

都県建売 件数建売 平均建売 中央値マンション 件数マンション 平均マンション 中央値差(平均)
茨城県1763,093万円2,770万円594,574万円4,400万円1,481万円
栃木県1393,100万円2,971万円255,059万円4,690万円1,959万円
群馬県1972,884万円2,639万円175,000万円5,298万円2,116万円
埼玉県1,1254,030万円3,847万円1975,634万円5,413万円1,604万円
千葉県7134,180万円4,000万円1275,365万円4,880万円1,185万円
東京都1,2615,958万円5,550万円4997,884万円7,180万円1,926万円
神奈川県9054,788万円4,667万円3716,201万円5,800万円1,413万円
(参考)首都圏4,0044,835万円4,456万円1,1946,722万円6,132万円1,887万円
(参考)全国8,3454,215万円3,890万円2,8235,882万円5,315万円1,667万円

※出典:住宅金融支援機構「2025年度 フラット35利用者調査」集計表(建売住宅 https://www.jhf.go.jp/files/topics/8510_ext_99_4.xlsx ・マンション https://www.jhf.go.jp/files/topics/8510_ext_99_5.xlsx )の「購入価額」の表。1万円未満を四捨五入。差(平均)は当サイトの計算で、マンションの平均−建売住宅の平均。首都圏は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県。2026年10月7日確認。

差がいちばん小さいのは千葉県の約1,185万円、大きいのは群馬県の約2,116万円です。中央値どうしで比べても、差は千葉県の880万円から群馬県の2,659万円まで、どの都県もマンションのほうが高い結果でした。

この数字を見るときの注意

この表は、目安として使い、都県どうしの細かい順位は気にしないでください。理由は次の3つです。

出典:住宅金融支援機構「2025年度集計表(フラット35利用者調査)」の調査の概要 https://www.jhf.go.jp/files/topics/8510_ext_99_0.pdf と、同集計表(建売住宅・マンション)の「地域別都道府県別主要指標」の首都圏の行(年齢・世帯の年収・手持金)。1万円未満を四捨五入。2026年10月7日確認。

国土交通省の「令和7年度 住宅市場動向調査」(2024年4月〜2025年3月に入居した世帯)でも、三大都市圏(首都圏・中京圏・近畿圏の合計)の購入資金の平均は、分譲戸建住宅5,099万円に対し、分譲マンション6,443万円で、同じくマンションのほうが高くなっていました。

出典:国土交通省「令和7年度 住宅市場動向調査 調査結果の概要(抜粋)」【参考1】https://www.mlit.go.jp/report/press/content/002012489.pdf (2026年10月7日確認)

広さと1㎡あたりの価格の違い

価格を比べるときは、広さもいっしょに見てください。建売住宅はマンションより約25〜32㎡広く、1㎡あたりで見るとマンションがおよそ2倍の値段です。

都県建売 住宅面積建売 敷地面積マンション 住宅面積建売 1㎡あたり(計算)マンション 1㎡あたり(計算)
茨城県105.2㎡209.2㎡80.4㎡約29.4万円約56.9万円
栃木県105.2㎡206.8㎡79.2㎡約29.5万円約63.9万円
群馬県105.8㎡214.3㎡73.4㎡約27.3万円約68.1万円
埼玉県98.5㎡124.8㎡66.5㎡約40.9万円約84.7万円
千葉県100.5㎡139.8㎡71.0㎡約41.6万円約75.6万円
東京都94.6㎡106.3㎡64.0㎡約63.0万円約123.2万円
神奈川県97.7㎡118.4㎡66.9㎡約49.0万円約92.7万円
(参考)首都圏97.4㎡120.2㎡66.0㎡約49.6万円約101.8万円

※出典:同調査の集計表(建売住宅・マンション)「地域別都道府県別主要指標」の住宅面積・敷地面積(平均)。住宅面積はバルコニーを除いた広さ。1㎡あたりは当サイトの計算で「平均購入価額÷平均住宅面積」(例:東京都のマンション 7,883.9万円÷64.0㎡=約123.2万円)。2026年10月7日確認。

1㎡あたりの価格はマンションが建売住宅の約1.8〜2.5倍(2.5倍は件数の少ない群馬県)でした。この値は土地の値段も含んだ「買った値段÷広さ」で、駅からの距離や建物の造りの違いは反映していません。

中古も含めた市区町村ごとの取引価格は、関東の相場(市区町村別)で調べられます。こちらは国土交通省の取引価格の情報を当サイトが集計した値で、この記事の数字とは対象が違うため、分けて見てください。

住んでから毎月かかるお金はどう違う?

マンションを考えている人は、ローンの返済に加えて管理費・修繕積立金が毎月かかることを、予算に入れておきましょう。戸建てを考えている人は、修理のお金を自分でためる計画が要ります。

ローンの返済予定額

首都圏の平均で、1か月あたりの返済予定額は、建売住宅が14.0万円、マンションが16.7万円でした。マンションを買った人は自己資金を多く入れているため、価格ほどの差にはなっていません。

出典:同調査の集計表(建売住宅・マンション)「地域別都道府県別主要指標」の首都圏の行「1か月当たり予定返済額」(建売住宅140.0千円、マンション167.0千円)。2026年10月7日確認。

マンション:管理費と修繕積立金

管理費(建物の掃除や管理会社への支払いに使うお金)と修繕積立金(将来の大きな修理のためにためるお金)は、国土交通省の「令和5年度マンション総合調査」(全国)で、1戸あたり月に合わせて約2.5万円でした。

項目各戸が払う額に近い値(参考)駐車場代などから回した分を含む額
管理費11,503円17,103円
修繕積立金13,054円13,378円
合計(当サイトの計算)24,557円30,481円

出典:国土交通省「令和5年度マンション総合調査結果〔概要編〕」24ページ(月/戸当たり管理費)・25ページ(月/戸当たり修繕積立金)。左の列は調査の「駐車場使用料等からの充当額を除く額」。https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001750161.pdf (2026年10月7日確認)。全国の値で、築年数の古いマンションも含みます。

この額が変わらないとして単純に計算すると、年間で約29.5万円、30年間で約884万円です(24,557円×12か月×30年)。ただし同じ調査では、修繕積立金を途中で段階的に上げる計画のマンションが47.1%ありました。実際にはこれより多くかかると考えておきましょう。

国交省のガイドラインでは、20階未満・延床面積5,000㎡未満のマンションの修繕積立金の目安を、平均で専有面積1㎡あたり月335円としています。70㎡の部屋なら月23,450円です(機械式駐車場の分を除く)。検討中の物件の修繕積立金がこれより大幅に低いときは、将来の値上げの予定を確かめてください。

出典:国土交通省「令和5年度マンション総合調査結果〔概要編〕」26ページ(現在の修繕積立金の積立方式)/「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(令和6年6月改定)7ページ https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001747009.pdf (いずれも2026年10月7日確認)

値上げの予定は、販売会社に長期修繕計画(今後30年ほどの修理と積立金の予定表)を見せてもらうと確かめられます。確かめ方は修繕積立金の値上げを購入前に確認する方法で詳しく解説しています。

戸建て:修理のお金は自分でためる

戸建てには管理費・修繕積立金の請求はありません。そのかわり、外壁・屋根・給湯器などの修理や交換の費用は、すべて自分で用意します。

いつ・いくらかかるかは家の造りや使い方で大きく変わり、関東の戸建ての修繕費の公的な目安は確認できませんでした。建売住宅を見学するときは、売主に外壁・屋根の材料と点検の時期を聞き、毎月いくら取り分けるかを自分で決めておきましょう。

固定資産税:どちらも土地と建物にかかる

固定資産税(毎年市町村に払う、土地と建物の税金)は、戸建てにもマンションにもかかります。税率は原則1.4%で、市町村が決める評価額をもとに計算されます。新築には次の軽減があります。

軽減の期間が終わると、税額は元の額に戻ります。検討中の物件の税額の目安は、販売会社に聞くか、物件のある市町村の固定資産税の窓口で確かめてください。

出典:総務省「固定資産税の概要」https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/149767_08.html /国土交通省「新築住宅に係る税額の減額措置」https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000021.html (いずれも2026年10月7日確認)

買うときの諸費用はどう違う?

物件の広告を見たら、まず「取引態様」(売主・代理・仲介のどれか)を確かめてください。仲介手数料がかかるかどうかが、ここで分かります。

登記の税金・ローンの手数料・火災保険などは、戸建てにもマンションにもかかります。物件価格を入れると、項目ごとの金額を諸費用シミュレーションで計算できます。

出典:国土交通省「<消費者の皆様向け>不動産取引に関するお知らせ」(仲介手数料の上限。代理の場合の上限の記載を含む)https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bf_000013.html /国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」14ページ(修繕積立基金) https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001747009.pdf (いずれも2026年10月7日確認)

戸建てとマンション、比べるときにやること

どちらがよいかは、家族の暮らし方と住みたい場所で変わります。当サイトはどちらかをすすめません。次の順番で、自分の条件で比べてみてください。

  1. 同じエリアで価格を並べる

    都県の平均ではなく、住みたい駅や学区で、戸建てとマンションの販売価格を並べます。中古も含めた取引価格は関東の相場で市区町村ごとに見られます。

  2. 「買う値段+住んでからの支出」を足す

    マンションは管理費・修繕積立金(値上げの予定も)、戸建ては自分でためる修理のお金を、同じ年数で足し合わせます。

  3. 返済額を試算する

    ローン返済シミュレーターに、それぞれの借入額を入れてみましょう。年収から見た予算の考え方は住宅ローンはいくらまで?年収別の予算の早見表も参考になります。

比べる点建売住宅(新築戸建て)新築マンション
買う値段関東7都県では、マンションより平均で約1,200万〜2,100万円低い建売住宅より高い
広さ平均で約95〜106㎡。土地も自分のもの平均で約64〜80㎡
住んでからの毎月の支出管理費・修繕積立金はない。修理のお金は自分でためる管理費・修繕積立金がかかり、将来上がることがある
修理の決め方自分で決める住人でつくる管理組合の総会で決める

※表の数値は、この記事の上の表(住宅金融支援機構「2025年度 フラット35利用者調査」、2026年10月7日確認)から。

土地を買って家を建てる場合の費用は、注文住宅の費用・坪単価【関東7都県】で同じ調査をもとに比べています。

まとめ

2025年度のフラット35利用者のデータでは、関東7都県のどこでも新築マンションの平均価格が建売住宅より高く、差は約1,200万〜2,100万円でした(件数の多い埼玉・千葉・東京・神奈川では約1,200万〜1,900万円)。一方で建売住宅は約25〜32㎡広く、1㎡あたりではマンションがおよそ2倍です。

マンションは管理費・修繕積立金(全国平均で月約2.5万円)が毎月かかり、戸建ては修理のお金を自分でためます。表の数字は目安にとどめ、住みたいエリアの物件で「買う値段+住んでからの支出」を比べてください。

この記事は一般的な情報提供を目的としています。戸建てとマンションのどちらを選ぶべきか、どの物件・ローンがよいかといった個別の判断は行っていません。資金計画は金融機関やファイナンシャルプランナー、税金は市町村の窓口・税理士などにご相談ください。

出典(7件)

最終確認日:2026年10月7日 / 関連:関東の相場 / 諸費用の計算 / ローン返済シミュレーター / 用語集「建売住宅」 / 用語集「フラット35」